7月16日、お茶杓削り体験が行われました。
高円寺教室と企業茶道部の合同イベントで、多くの生徒様にご参加いただき、楽しい会となりました。
講師は、竹工芸師の池田瓢阿先生にお出ましいただきました。
茶杓造りの歴史や竹の種類、竹の性質を考慮した扱いなどについてご教授いただき、茶杓の名所や見所もあらためてお教えいただきました。
貴重なご講話を熱心に聞かれる皆様。
茶杓を削る体験では、まず夫々の竹を選びます。
先生がおっしゃるには、茶杓の銘をあらかじめ決めておくと、竹選びも茶杓の形も迷いがなくなるとのこと。
最初は恐る恐る削っていた皆様も、銘にふさわしい形を目指して竹と向き合います。
やすりで磨き、完成間近。
瓢阿先生に筒書きをしていただき、皆様感激です!!
こちらは宗典先生の茶杓。
煤竹(すすだけ)で作られた茶杓です。
煤竹とは、古い藁葺き屋根民家の屋根裏や天井に使われていた竹で、
100年から200年以上という永い年月をかけ、囲炉裏の煙で燻されて自然についた独特の茶褐色や飴色に変色しているのが特徴です。
こちらは、なんと250年以上前の竹!
とても貴重なものなのです。
※7/21の浅草教室 茶道体験で早速お披露目されました。
瓢阿先生の本に直筆サインを頂き、大喜び!
素晴らしい機会を頂き、ありがとうございました。